“草履穿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞうりば45.5%
ざうりばき27.3%
ぞうりばき27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌朝になって、七兵衛はちょっとした羽織を引っかけて草履穿ぞうりばきで、小風呂敷をわきにかかえて、島原へやって来ました。
かかとあがつた靴も穿かない草履穿ざうりばき今日けふも出たなら疲れはもつとひどかつたかも知れないと、あがり切つたところで立ちどまつて息を突きながら思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
その女は臙脂べにを塗って白粉おしろいをつけて、婚礼に行く時の髪をって、裾模様すそもよう振袖ふりそでに厚い帯をめて、草履穿ぞうりばきのままたった一人すたすた羅漢寺らかんじの方へのぼって行った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)