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草履穿
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ぞうりばき
ふりがな文庫
“
草履穿
(
ぞうりばき
)” の例文
その女は
臙脂
(
べに
)
を塗って
白粉
(
おしろい
)
をつけて、婚礼に行く時の髪を
結
(
ゆ
)
って、
裾模様
(
すそもよう
)
の
振袖
(
ふりそで
)
に厚い帯を
締
(
し
)
めて、
草履穿
(
ぞうりばき
)
のままたった一人すたすた
羅漢寺
(
らかんじ
)
の方へ
上
(
のぼ
)
って行った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
素足
(
すあし
)
草履穿
(
ぞうりばき
)
にて、その淡き姿を顕わし、
静
(
しずか
)
に
出
(
い
)
でて、
就中
(
なかんずく
)
杉の
巨木
(
きょぼく
)
の幹に
凭
(
よ
)
りつつ——
間
(
ま
)
。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼は
草履穿
(
ぞうりばき
)
のままで、何度かその高い石段を
上
(
のぼ
)
ったり
下
(
さが
)
ったりした。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
穿
漢検準1級
部首:⽳
9画
“草履”で始まる語句
草履
草履取
草履袋
草履屋
草履持
草履表
草履下駄
草履片方