“ざうりばき”の漢字の書き方と例文
語句割合
草履穿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかとあがつた靴も穿かない草履穿ざうりばき今日けふも出たなら疲れはもつとひどかつたかも知れないと、あがり切つたところで立ちどまつて息を突きながら思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
私はある日のその時に友達の足を踏みました。その人は靴を穿いて居て私は草履穿ざうりばきだつたのです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
おびいろおなじやうに——くろして、ぴた/\ぴた/\と草履穿ざうりばきか、つちとすれ/\のつまた。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
紙入かみいれたゞ一つふところに入れて廊下にさふらふに、此処ここ出水でみずのさまに水きかひ、草履穿ざうりばきの足の踏み入れがたく覚えられさふらひしかば、食堂の上の円きてすり一人ひとりもたれしに、安達氏
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)