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草履穿
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ぞうりば
ふりがな文庫
“
草履穿
(
ぞうりば
)” の例文
その翌朝になって、七兵衛はちょっとした羽織を引っかけて
草履穿
(
ぞうりば
)
きで、小風呂敷を
腋
(
わき
)
にかかえて、島原へやって来ました。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
庸三も
田舎
(
いなか
)
育ちだけに、大きい景勝よりも、こうしたひそやかな自然に親しみを感じた。二人は
草履穿
(
ぞうりば
)
きで、野生児のようにそこらを
駈
(
か
)
けまわった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「今晩は、——饂飩六ツ急いでな。」と
草履穿
(
ぞうりば
)
きの
半纏着
(
はんてんぎ
)
、背中へ白く月を浴びて、赤い鼻をぬいと出す。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「だがその
膝行袴
(
たっつけ
)
が少し変だよ、それじゃ第一、
草履穿
(
ぞうりば
)
きでは
恰好
(
かっこう
)
がつかない」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
家の者が寝静まった頃を見計らって、
宵
(
よい
)
のうちから用意しておいた手荷物を
取纏
(
とりまと
)
め、
草履穿
(
ぞうりば
)
きでこの漁師の家の裏口から首尾よく忍び出てしまいました。
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
穿
漢検準1級
部首:⽳
9画
“草履”で始まる語句
草履
草履取
草履袋
草履屋
草履持
草履表
草履下駄
草履片方