トップ
>
梁
>
やな
ふりがな文庫
“
梁
(
やな
)” の例文
それを
梁
(
やな
)
で取れるだけ取つて、暁にならぬうちに家に帰つて知らんふりしてゐるのである。これを『
酢川落
(
すかお
)
ち』と唱へる。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
北越の山ざかいを越え、雲の峰のくずるるような大軍が、残暑の七月、
梁
(
やな
)
ヶ
瀬
(
せ
)
から
田神山
(
たがみやま
)
を経、
余吾
(
よご
)
、
木
(
き
)
ノ
本
(
もと
)
のあたりへ
濛々
(
もうもう
)
と陣地を構築していた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
門前寺の
梁
(
やな
)
に落ちたといふ川鱒を持つて來て酒が始つたので、病床のお柳までが鉢卷をして起きるといふ混雜、客自慢の小川家では、吉野までも其席に呼出した。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
押手
(
ゆのて
)
は
梁
(
やな
)
のくづれ
鮎
(
あゆ
)
さみだれ
落
(
お
)
ちて
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
梁
(
やな
)
はふたりの
盾
(
たて
)
にして
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
十四日、十五日も、逃げくずれる敵を追って、
梁
(
やな
)
ヶ
瀬
(
せ
)
から
田神
(
たがみ
)
、
田部
(
たべ
)
、
引田
(
ひきた
)
などという部落部落を、残暑に乾ききっている夏草の野を、血しおで黒くするほど駈け
捲
(
ま
)
くした。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
叔母一行が来て
家中
(
やうち
)
が賑つてる所へ、夕方から村の有志家が三四人、門前寺の
梁
(
やな
)
に落ちたといふ川鱒を
携
(
も
)
つて来て酒が始つたので、病床のお柳までが鉢巻をして起きるといふ混雑
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
梁
漢検準1級
部首:⽊
11画
“梁”を含む語句
棟梁
鼻梁
橋梁
跳梁
梁山泊
梁木
高梁
大梁
梁川
脊梁
梁上
梁楷
梁間
横梁
梁中書
跳梁跋扈
梁川星巌
船梁
梁田
大棟梁
...