“変幻”の読み方と例文
旧字:變幻
読み方割合
へんげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時、自他ともに「斬りくジャック」と呼んで変幻へんげんきわまりなく、全ロンドンを恐怖の底に突き落としていた謎の殺人鬼があった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
しかるに形躯けいく変幻へんげんし、そう依附いふし、てんくもり雨湿うるおうの、月落ちしん横たわるのあしたうつばりうそぶいて声あり。其のしつうかがえどもることなし。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
沙汰さたするのも、彼のこういう謀略的性格の変幻へんげん出没をさしていうのかもしれない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)