“葱嶺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうれい50.0%
パミール33.3%
さうれい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葱嶺そうれいゆるに毒風肌を切り、飛砂みちふさぐ、渓間けいかん懸絶けんぜつするにへば、なわを以てはしとなし、空にはしごして進む」
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「毒風肌を切る」葱嶺パミールをこえるに当って、玄奘は「竜王のひそむ大竜池」のほとりを通っている。それは、紺碧こんぺきの「無限の深淵しんえん」なのである。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
皮膚の色が並はづれて黒い上に、髪やひげの縮れてゐる所を見ると、どうも葱嶺さうれいの西からでも来た人間らしい。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)