“さうれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葬禮44.4%
壯麗33.3%
窓櫺11.1%
葱嶺11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひ暑中しよちう葬禮さうれいのばして死人しびと腐敗ふはいするもあり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
それからつゞいて心臟ハート軍人ネーブが、眞紅しんく天鵞絨びろうど座布團ざぶとんうへに、王樣わうさまかんむりせてつてました、壯麗さうれい行列ぎやうれつ總殿さうしんがりには、心臟ハート王樣わうさま女王樣ぢよわうさまとがらせられました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
いと暑き日の午後ひるすぎ、われは共同の廣間に出でしに、緑なる蔓草の纏ひ付きたる窓櫺さうれいの下に、姫の假寢うたゝねし給へるに會ひぬ。纖手せんしゆもてを支へて眠りたるさま、只だたはぶれに目を閉ぢたるやうに見えたり。
皮膚の色が並はづれて黒い上に、髪やひげの縮れてゐる所を見ると、どうも葱嶺さうれいの西からでも来た人間らしい。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)