“座布團”の読み方と例文
新字:座布団
読み方割合
ざぶとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……少(すこ)しばかり巾着(きんちやく)から引(ひき)だして、夫人(ふじん)にすゝむべく座布團(ざぶとん)を一枚(いちまい)こしらへた。……お待遠樣(まちどほさま)。——これから一寸(ちよつと)薄(うす)どろに成(な)るのである。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
それから續(つゞ)いて心臟(ハート)の軍人(ネーブ)が、眞紅(しんく)の天鵞絨(びろうど)の座布團(ざぶとん)の上(うへ)に、王樣(わうさま)の冠(かんむり)を戴(の)せて持(も)つて來(き)ました、此(こ)の壯麗(さうれい)な行列(ぎやうれつ)の總殿(さうしんがり)には、心臟(ハート)の王樣(わうさま)と女王樣(ぢよわうさま)とが在(ゐ)らせられました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
敷合(しきあは)せ疊(たゝみ)三疊(さんでふ)、丁度(ちやうど)座布團(ざぶとん)とともに、その形(かたち)だけ、ばさ/\の煤(すゝ)になつて、うづたかく重(かさ)なつた。下(した)も煤(すゝ)だらけ、水(みづ)びたしの中(なか)に畏(かしこま)つて、吹(ふ)きつける雪風(ゆきかぜ)の不安(ふあん)さに、外(そと)へ出(で)る勇氣(ゆうき)はない。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)