“待遠樣”の読み方と例文
読み方割合
まちどほさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……すこしばかり巾着きんちやくからひきだして、夫人ふじんにすゝむべく座布團ざぶとん一枚いちまいこしらへた。……お待遠樣まちどほさま。——これから一寸ちよつとうすどろにるのである。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
旦那だんな、お待遠樣まちどほさまづらえ。」何處どこだとおもふ、伊達だて建場たてばだ。組合くみあひつらにかゝはる、とつた意氣いきあらはれる。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)