-
トップ
>
-
壯麗
>
-
さうれい
河間王が
宮殿も、
河陰の
亂逆に
遇うて
寺院となりぬ。
唯、
堂觀廊廡、
壯麗なるが
故に、
蓬莱の
仙室として
呼ばれたるのみ。
歎ずべきかな。
それから
續いて
心臟の
軍人が、
眞紅の
天鵞絨の
座布團の
上に、
王樣の
冠を
戴せて
持つて
來ました、
此の
壯麗な
行列の
總殿には、
心臟の
王樣と
女王樣とが
在らせられました。
此軍艦、
排水噸數二千七百ばかり、
二本烟筒の
極めて
壯麗なる
裝甲巡洋艦である。
今しも
波浪に
揉まれて、
此方に
廻りし
其艦尾には、
赫々たる
日輪に
照されて「日の出」の三
字が
鮮かに
讀まれた。
『や、
寢※ぎたぞ。』と
急ぎ
飛起き、
衣服を
更め、
櫛髮を
終つて、
急足に
食堂へ
出て
見ると、
壯麗なる
食卓の
正面には
船の
規則として
例のビール
樽船長は
威儀を
正して
着席し、それより
左右の
兩側に