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艦尾
ふりがな文庫
“艦尾”の読み方と例文
読み方
割合
かんび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんび
(逆引き)
私は、独りで、上甲板を、
艦尾
(
かんび
)
から艦首へ歩きながら、奈良島の生死を気づかつた副長の狼狽した容子を、なつかしく思ひ返しました。
猿
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『では、
貴君
(
きくん
)
は、
若
(
も
)
しや
我
(
わ
)
が
娚
(
おい
)
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
安否
(
あんぴ
)
を——。』と
言
(
い
)
ひかけて、
急
(
いそ
)
ぎ
艦尾
(
かんび
)
なる
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
と
春枝夫人
(
はるえふじん
)
とに
眸
(
ひとみ
)
を
移
(
うつ
)
すと、
彼方
(
かなた
)
の
二人
(
ふたり
)
も
忽
(
たちま
)
ち
私
(
わたくし
)
の
姿
(
すがた
)
を
見付
(
みつ
)
けた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と、
手
(
て
)
の
舞
(
ま
)
ひ、
足
(
あし
)
の
踏
(
ふ
)
む
處
(
ところ
)
も
知
(
し
)
らぬ
有樣
(
ありさま
)
。
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
は
艦尾
(
かんび
)
の
巨砲
(
きよほう
)
に
凭
(
もた
)
れて
悠々
(
いう/\
)
と
美髯
(
びぜん
)
を
捻
(
ひね
)
りつゝ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
艦尾(かんび)の例文をもっと
(2作品)
見る
艦
常用漢字
中学
部首:⾈
21画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“艦尾”の関連語
艫
“艦”で始まる語句
艦
艦橋
艦隊
艦長
艦上
艦中
艦長室
艦長松島海軍大佐
艦首
艦船
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