“ハシ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はし
語句割合
26.7%
13.3%
13.3%
6.7%
6.7%
波志6.7%
6.7%
6.7%
6.7%
間木6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
摸索と正直にいってしまう理由は、「正安四年三月三日、義経鞍馬山ヲ出テ陸奥ニハシル」
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ハシたてゝ いつかのぼらむ。ミジカ山 高山 神のいますいほりに
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神慮ニ任セ、闇々アンアントシテ明ケ暮スマデ也。ハシナキ事端ナキ事。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
論語に、邦有道、貧且賤焉耻也とあり、魏文帝の詩に、願飛安翼、欲ワタラント河無ハシとあるのも参考となり、憶良の長歌の句などには支那の出典を見出し得るのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もし入道盈進ヱイシムがおくにニかへり候時ハ、伏見ニておやしきのそバニ宝来ハシと申へんに船やどニて寺田や伊助、又其へんニ京橋有、日野屋孫兵衛と申ものあり。これハはたごやニて候。
或は、天と地との間を、支持するものは、風なれば、此く称すと説き、或は、「波志ハシ」は「問」又は「橋」と、義を同くす。風は天地の使と云うこと、支那にもあり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
此頃になつて、それは、遠い昔の夢の断れハシの様にも思はれ出した。唯この前提が、その時、少しばかり目醒めかけてゐた反抗心を唆つたので、はつきりと頭に印せられたのである。
身毒丸 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「ナルホド、ソレモ一理窟ヒトリクツ。」日本ニッポン古来コライノコノ日常語ニチジョウゴガ、スベテヲカタリツクシテイル。首尾シュビ一貫イッカン秩序整然チツジョセイゼン。ケサノコノハシガキモマタ、純粋ジュンスイ主観的シュカンテキ表白ヒョウハクニアラザルコトハ、皆様ミナサマ承知ショウチ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
三千ノ剣佩ケンパイ黄道コウドウハシ
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屋上の虚空を横ぎつてある地点に渡されてゐるものと考へた——さう言ふ橋に到るまでも、(まだ間木ハシと言つた語原観を意識しながら)
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)