“ほとばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホトバシ
語句割合
97.5%
1.2%
迸出1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
活々した抑揚とか、快い発声法はなく、ただ内に閃くもの、ほとばしるものに随って声を出すのであった。その調子は時に唐突でもあった。
忘れがたみ (新字新仮名) / 原民喜(著)
全体の感じは、岩だとか、熊だとかいう言葉を想わせるのですが、またいつも柔和なものが感ぜられるのです。人は友に対してはほとばしる熱情よりも、潜む静かな力を感ずるのです。
わが師への書 (新字新仮名) / 小山清(著)
銀貨一片に瞪目とうもくせし乗り合いよ、君らをして今夜天神橋上の壮語を聞かしめなば、肝胆たちまち破れて、血は耳に迸出ほとばしらん。花顔柳腰の人、そもそもなんじは狐狸こりか、変化へんげか、魔性か。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)