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迸出
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ほとばし
ふりがな文庫
“
迸出
(
ほとばし
)” の例文
そこから
迸出
(
ほとばし
)
る血が、黒ければ黒いほど気持がよくて、毒々しければ毒々しいほど愉快なのだ。だから探偵小説の読者は皆善人なのだ。
探偵小説の正体
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
銀貨一片に
瞪目
(
とうもく
)
せし乗り合いよ、君らをして今夜天神橋上の壮語を聞かしめなば、肝胆たちまち破れて、血は耳に
迸出
(
ほとばし
)
らん。花顔柳腰の人、そもそもなんじは
狐狸
(
こり
)
か、
変化
(
へんげ
)
か、魔性か。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
眉間は裂けて
鮮血
(
なまち
)
が
颯
(
さっ
)
と
迸出
(
ほとばし
)
る。
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
迸
漢検1級
部首:⾡
10画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“迸”で始まる語句
迸
迸発
迸水
迸沫
迸溢
迸血
迸裂