“傷口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きずぐち87.0%
きずくち13.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのヘビは、三つに切られているまえのヘビのからだを、ちゃんともとのようにおしつけて、傷口きずぐちの上にその葉を一まいずつのせました。
そのうちにからだのところどころがさびて、きずがついて、もうみずをいれるちからがなくなりかけた時分じぶんに、セメンでその傷口きずぐちをうずめられました。
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
少年しょうねんはこの三味線しゃみせんひきのおんなを、やさしいひとだとおもいました。かれは、どくになって、おんなあしみずあらって、自分じぶんこしにさげているぬぐいをいて、傷口きずくちいてやりました。
酒屋のワン公 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして丁寧にそれを傷口きずくちに塗つた上を繃帯までかけてやつた。