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濁染
ふりがな文庫
“濁染”の読み方と例文
読み方
割合
にじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にじ
(逆引き)
中之橋を越えて、暗い淋しい浜町の通りからうしろを振り返って見ると、薄曇りのした黒い空が、ぼんやりと赤く
濁染
(
にじ
)
んでいる。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
丁度膝頭のあたりからふくら
脛
(
はぎ
)
へかけて、血管が青く透いて見える薄い柔かい肌の上を、紫の斑点がぼかしたように
傷々
(
いた/\
)
しく
濁染
(
にじ
)
んでいる。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
触るるものに
紅
(
くれない
)
の血が
濁染
(
にじ
)
むかと疑われた生々しい
唇
(
くちびる
)
と、
耳朶
(
みみたぶ
)
の隠れそうな長い
生
(
は
)
え
際
(
ぎわ
)
ばかりは昔に変らないが、鼻は以前よりも少し
嶮
(
けわ
)
しい位に高く見えた。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
濁染(にじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
濁
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
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濁
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