“戸次”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へつぎ62.5%
とつぎ12.5%
とつぐ12.5%
べつき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは長男の信親が豊後の戸次へつぎ川で戦死したので、四男の盛親を世嗣ぎとして、それに信親のむすめを配偶にしようと云うのであった。
八人みさきの話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
秦式部はたしきぶ、桜井三右衛門、石橋源右衛門、有竹ありたけ作左衛門、四宮隼人しのみやはやと、永井兵左衛門、戸次とつぎ与左衛門、以下そのかず一百人、血判いたしましてございます
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
急報に接し日比谷署より司法主任野元のもと警部、戸次とつぐ刑事部長以下刑事二名が現場に出張したるが、その結果、一本の注射器と毒物の容器とおぼしき空瓶が発見され、更に屍体を詳細に調査したる結果
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あるいは由比ゆい戸次べつきの謀叛にくみして、たいてい片付いてはしまったが、しかしこればかりでは決して尽きたとはいわれぬので、諸国にはまだ若干の食禄を持って
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)