“花川戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなかわど82.1%
はなかはど14.3%
はながわと3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店の前まで来たときに、花川戸はなかわど鼻緒問屋はなおどんやの主人下田長造しもだちょうぞうあわてて駈けだす三男の素六を認めたので、イキナリ声をかけたのだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
第三に見える浅草はつつましい下町したまちの一部である。花川戸はなかはど山谷さんや駒形こまかた蔵前くらまへ——そのほか何処どこでも差支さしつかへない。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
花川戸はながわとから山之宿やまのしゅくへかけての家々の洩れ灯が、金砂子きんすなごのように、チカチカまたたいている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)