“きやうあく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兇悪66.7%
強惡33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに文政八酉の十二月、れいの如く薪を拾ひに出しに、物ありてはしらのごとく浪にたゞよふをみれば人のかしらとみゆる物にて甚兇悪きやうあくなり。
しかるに文政八酉の十二月、れいの如く薪を拾ひに出しに、物ありてはしらのごとく浪にたゞよふをみれば人のかしらとみゆる物にて甚兇悪きやうあくなり。
斯て天眼通てんがんつうを得たる大岡殿が義理ぎり明白めいはくの吟味にさしも強惡きやうあくの平左衞門一言の答へもならず心中歎息たんそくして居たりしかば越前守殿もあるべしと思はれ乃至よしや其方此上富婁那ふるなべん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)