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時勢粧
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いまようすがた
ふりがな文庫
“
時勢粧
(
いまようすがた
)” の例文
○都見物左衛門先生が『
時勢粧
(
いまようすがた
)
』あまりの面白さに、己れもまけじと洋服論書きて見たれど、どうやら種も尽きたれば自然これにて完結とはなりけらし。
洋服論
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
歌川国直が
色摺
(
いろずり
)
絵本の
中
(
うち
)
に豊国の『
時勢粧
(
いまようすがた
)
』に模したる『
美人今様姿
(
びじんいまようすがた
)
』二巻あり。豊国の作は寛政風俗を見るに便なるが如く国直の作は文政時代の風俗史料となすに足るべし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
こは
過
(
すぐ
)
る日八重わが書斎に
来
(
きた
)
りける折書棚の
草双紙
(
くさぞうし
)
絵本
(
えほん
)
の
類
(
たぐい
)
取卸
(
とりおろ
)
して見せける
中
(
なか
)
に
豊国
(
とよくに
)
が絵本『
時勢粧
(
いまようすがた
)
』に「それ
者
(
しゃ
)
」とことわり書したる女の前髪切りて
黄楊
(
つげ
)
の
横櫛
(
よこぐし
)
さしたる姿の
仇
(
あだ
)
なる
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
粧
常用漢字
中学
部首:⽶
12画
“時勢”で始まる語句
時勢
時勢後