“をかぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陸稲35.7%
岡惚28.6%
陸稻21.4%
陸穗14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かりしほと麦は刈られぬ。刈麦の穂麦は伏せて、畝竝うねなみにさららと置きぬ。麦刈ればそよぐさみどり、うねにすでに伸びつる陸稲をかぼならしも。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あれでつたらうだらうとつたが、いたからだれでもれるよ、わたしは本当に岡惚をかぼれをしたワ。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
陸稻をかぼともはんねえもんだな、以前めえかたちがつていま時世ときよぢやさうだからこんで場所ばしよによつちや、百姓ひやくしやうにもたえしたころびがあるのよなあ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ソンな詰らぬ苦情を鳴らして居るよりも、私の考へでは陸穗をかぼを作るがよい。陸穗を作るとそんな憂ひは一掃される、と斯ふいふのであつた。
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)