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岡惚
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をかぼ
ふりがな文庫
“
岡惚
(
をかぼ
)” の例文
「いえ、そんなこと構やしません。朝だつて夜だつて、三年越しの私の
岡惚
(
をかぼ
)
れの親分だもの、お顏を見せて下さりや、本望」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あれで
眼
(
め
)
が
有
(
あ
)
つたら
何
(
ど
)
うだらうと
云
(
い
)
つたが、
眼
(
め
)
が
開
(
あ
)
いたから
誰
(
だれ
)
でも
惚
(
ほ
)
れるよ、
私
(
わたし
)
は本当に
岡惚
(
をかぼ
)
れをしたワ。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「八の
岡惚
(
をかぼ
)
れの人別帳になくたつて、それだけのきりやうなら、又めぐり逢はないものでもあるまいよ」
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お
前
(
まへ
)
に
去年
(
きよねん
)
私
(
わたし
)
が
寸白
(
すばこ
)
で
引
(
ひ
)
いてゐる
時分
(
じぶん
)
、
宅
(
うち
)
へ
療治
(
れうぢ
)
に
来
(
き
)
たに、
梅喜
(
ばいき
)
さんの
療治
(
れうぢ
)
は
下手
(
へた
)
だが、
何処
(
どこ
)
か
親切
(
しんせつ
)
で
彼様
(
あん
)
な
実
(
じつ
)
の
有
(
あ
)
る人はないツて、
宅
(
うち
)
の
小梅
(
こうめ
)
が
大変
(
たいへん
)
お
前
(
まへ
)
に
岡惚
(
をかぼ
)
れをしてゐたよ
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「引合せるのは御安い御用だが、お
前
(
めえ
)
は親分に
岡惚
(
をかぼ
)
れをしてゐるさうぢやないか、下谷中の評判だぜ」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「すると、あつしをつかまへていきなり——三年越しの
岡惚
(
をかぼ
)
れだ——なんて言つたのもお世辭かな」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「八も俺も、三年越しの
岡惚
(
をかぼ
)
れだといふことだ。親の前ぢや、打ち明けにくいこともあるだらう」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
岡
常用漢字
小4
部首:⼭
8画
惚
漢検準1級
部首:⼼
11画
“岡惚”で始まる語句
岡惚帳