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大仰
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おほぎやう
ふりがな文庫
“
大仰
(
おほぎやう
)” の例文
先生は、
眩
(
まぶ
)
しいものでも見るやうに、
稍
(
やや
)
、
大仰
(
おほぎやう
)
に、頸を反らせながら、低い、感情の籠つた声でかう云つた。
手巾
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「どちらだか実は知らないのです。只さう米国で人に聞きましたので。……」手品師は
大仰
(
おほぎやう
)
に頭を
掻
(
か
)
き乍ら云つた。そしてすぐさま次なる雞を眠らせにかゝつた。
手品師
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
『別段奇遇でも無からうがね。唯逢つただけよ。』と、吉野は顏にかゝる煙草の煙に
大仰
(
おほぎやう
)
に眉を寄せる。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
彼處
(
あすこ
)
へ行つて見よう。』と、小池は
大仰
(
おほぎやう
)
に決斷した
風
(
ふう
)
に言つて、左の方へさツさと歩き出した。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
いゝつたら、なにさ、そんな
大仰
(
おほぎやう
)
な顔つきをして……旦那さまのことだらう、ちやんと知つてるよ……。(女中、しかたがなしに去る)どら、またはじまつたの。今、すぐね。
医術の進歩
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
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『別段奇遇でも無からうがね。唯逢つただけよ。』と、吉野は顔にかゝる煙草の煙に
大仰
(
おほぎやう
)
に眉を寄せる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫