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卑吝
ふりがな文庫
“卑吝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひりん
88.9%
けち
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひりん
(逆引き)
隠居した後も、道を行きつつ
古草鞋
(
ふるわらじ
)
を拾って帰り、水に洗い日に
曝
(
さら
)
して自ら
剉
(
きざ
)
み、出入の左官に与えなどした。しかし伊兵衛は
卑吝
(
ひりん
)
では無かった。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それからまた一方には体面上
卑吝
(
ひりん
)
の名を取りたくないと云う心もちがある。しかも、彼にとって金無垢の煙管そのものは、決して得難い品ではない。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
卑吝(ひりん)の例文をもっと
(8作品)
見る
けち
(逆引き)
すると、誰れも口を
噤
(
つぐ
)
んでしまって知らぬ顔をする。私はカッとなった。で、自分一人でその金を払おうかと思ったが、この
田舎漢
(
いなかもの
)
の
卑吝
(
けち
)
な奴達のお先に使われるような気がして止した。
黄昏
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
卑吝(けち)の例文をもっと
(1作品)
見る
“卑吝”の意味
《名詞》
卑しいこと。けちなこと。
(出典:Wiktionary)
卑
常用漢字
中学
部首:⼗
9画
吝
漢検1級
部首:⼝
7画
“卑吝”で始まる語句
卑吝慳貪
検索の候補
卑吝慳貪
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上田秋成
関寛
水野葉舟
大隈重信
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
夏目漱石
森鴎外
芥川竜之介