“朔望”の読み方と例文
読み方割合
さくぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時道家には中気真術と云うものを行うならいがあった。毎月朔望さくぼうの二度、予め三日のものいみをして、所謂いわゆる四目四鼻孔云々うんぬんの法を修するのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
が、賀節がせつ朔望さくぼう二十八日の登城とじょうの度に、必ず、それを一本ずつ、坊主たちにとられるとなると、容易ならない支出である。
煙管 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
故に古来最寄りの地点に神明しんめい勧請かんじょうし、社を建て、産土神うぶすながみとして朝夕参り、朔望さくぼうには、必ず村中ことごとく参り、もって神恩を謝し、聖徳を仰ぐ。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)