“朔平門外”の読み方と例文
読み方割合
さくへいもんがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより先、五月の二十一日に、京都朔平門外さくへいもんがい、猿ヶ辻というところで、姉小路少将公知あねこうじしょうしょうきんともという若い公卿くげさんが斬られた。
十津川とつがわの時の中山卿、朔平門外さくへいもんがいで暗殺された姉小路卿、洛北らくほくの岩倉卿、それらはたしかに公卿さんには珍しい豪胆な人に違いないが、この高村卿の突拍子には格別驚かされる。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)