“洛北”の読み方と例文
読み方割合
らくほく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「山吹も」の句は、洛北らくほくの貴船の宮のあたりにはまだ春の山吹が咲き残っているのに郭公の声が聞こえる、というのであります。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
その時分は九月の入学であったが、七月の初め、私は帰省の途次、速水先生の紹介状を持って洛北らくほく田中村に西田先生を訪ねた。
西田先生のことども (新字新仮名) / 三木清(著)
こよいとりの下刻、当所を御出立、白河越え、洛北らくほく、亀山へ御帰国被遊あそばさる。御用意とどこおりなきように。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)