“らくほく”の漢字の書き方と例文
語句割合
洛北100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十津川とつがわの時の中山卿、朔平門外さくへいもんがいで暗殺された姉小路卿、洛北らくほくの岩倉卿、それらはたしかに公卿さんには珍しい豪胆な人に違いないが、この高村卿の突拍子には格別驚かされる。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
兄の杏平きやうへいのうちは洛北らくほくも二里ばかり電車から先を歩かなければならない遠さなので、滞在中の宿には余り面白くない訳だつた。だと云つて、時子の宅も面白い訳ではなかつた。
曠日 (新字旧仮名) / 佐佐木茂索(著)
京都の空与上人くうよしょうにんをことの外御信心で、上人のため洛北らくほくに一宇の堂を建立するため、二千両の寄進に付きましたが、表沙汰になると、何かと手続きが面倒、そっと勘定奉行に内意を含め