“さくぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朔望66.7%
策謀33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故に古来最寄りの地点に神明しんめい勧請かんじょうし、社を建て、産土神うぶすながみとして朝夕参り、朔望さくぼうには、必ず村中ことごとく参り、もって神恩を謝し、聖徳を仰ぐ。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
月は無限に朔望さくぼうをかけめぐる!
ルバイヤート (新字新仮名) / オマル・ハイヤーム(著)
六十八歳の今日まで、世が彼に遇して来たものは、白眼か、策謀さくぼうか、利用か、酷薄こくはくか、いずれにしてもかくの如く温かなものには絶えてったためしがない。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
故に、たとえ老臣衆や一族の誰彼が、いかに策謀さくぼうしてみても、それがしが岐阜から立ち帰るまでは、決して、殿は旗幟きしを鮮明になさるような事はありますまい。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「毛利家の圧迫、四隣の策謀さくぼう、まったく孤立無援こりつむえんのかたちにるようでして」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)