トップ
>
愁眉
ふりがな文庫
“愁眉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゅうび
86.8%
しうび
13.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅうび
(逆引き)
「急に意識が回復し始めて来て、
主治医
(
しゅじい
)
もこの分なら生命に別条なかろうと申しましたので、今朝は一同
稍〻
(
やや
)
愁眉
(
しゅうび
)
を開いたところです」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
むしろ、一
党
(
とう
)
の人は、それで
愁眉
(
しゅうび
)
をひらいていた。しかし、愁眉のひらかれぬ気がかりは、ご
神罰
(
しんばつ
)
に
刑
(
けい
)
せられている
忍剣
(
にんけん
)
の身の上——。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
愁眉(しゅうび)の例文をもっと
(33作品)
見る
しうび
(逆引き)
「幸に
濃妝
(
のうせう
)
をもつて妾が
雙頬
(
さうけふ
)
の
啼痕
(
ていこん
)
を
掩
(
おほ
)
ふを得るも
菱華
(
りやうくわ
)
は独り妾が
妝前
(
せうぜん
)
の
愁眉
(
しうび
)
を
照
(
てら
)
さざる殆ど稀なり」という文体である。
婦人と文学
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
然
(
しか
)
るに
南方
(
なんぱう
)
の
文帝
(
ぶんてい
)
、
元嘉
(
げんか
)
の
年中
(
ねんちう
)
、
京洛
(
きやうらく
)
の
婦女子
(
ふぢよし
)
、
皆
(
みな
)
悉
(
こと/″\
)
く
愁眉
(
しうび
)
、
泣粧
(
きふしやう
)
、
墮馬髻
(
だばきつ
)
、
折要歩
(
せつえうほ
)
、
齲齒笑
(
うしせう
)
をなし、
貴賤
(
きせん
)
、
尊卑
(
そんぴ
)
、
互
(
たがひ
)
に
其
(
そ
)
の
及
(
およ
)
ばざるを
恥
(
はぢ
)
とせり。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
愁眉(しうび)の例文をもっと
(5作品)
見る
“愁眉”の意味
《名詞》
心配や愁いでしかめた眉。心配そうな表情。
(出典:Wiktionary)
愁
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
眉
常用漢字
中学
部首:⽬
9画
“愁”で始まる語句
愁
愁然
愁歎
愁傷
愁嘆場
愁訴
愁歎場
愁嘆
愁色
愁夜曲
“愁眉”のふりがなが多い著者
本庄陸男
作者不詳
吉川英治
佐々木邦
佐々木味津三
泉鏡花
斎藤茂吉
中里介山
泉鏡太郎
谷崎潤一郎