“愁色”の読み方と例文
読み方割合
しゅうしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きっと老婦人のおもてを見たる瞳は閃然せんぜんとして星のごとく、かれいた愁色しゅうしょくありき。恐怖の色もあらわれながら、黙して一言ひとこと応答いらえをなさず。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
叔母とその奴婢どひやからは、皆玄関に立併たちならびて、いずれも面に愁色しゅうしょくあり。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)