“愁訴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうそ62.5%
しうそ25.0%
いいつけ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何とぞ早くその故を質（ただ）して始めの如く同室に入らしめよと、打ち喞（かこ）つに、素（もと）より署長の巡廻だにあらば、直ちに愁訴（しゅうそ）して、互いの志を達すべし
妾の半生涯 (新字新仮名) ／ 福田英子(著)
拂（はら）ひ讃岐守殿通（とほ）られける時に殿（との）の乘輿（のりもの）來掛る時先刻（せんこく）殘（のこ）りし武士手を着（つき）榊原遠江守百姓愁訴（しうそ）願ひ奉つると高聲に披露（ひろう）なすにぞおせんは足許も定らぬまでに悦（よろこ）び漸々訴状（そじやう）を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
「オイ、稲垣君、君は細君を掃出（はきだ）したなんて——今、細君が愁訴（いいつけ）に来たぜ」と宗蔵も心やすだてに。
家：01 （上） (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)