“神罰”の読み方と例文
読み方割合
しんばつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神事じんじをはれば人々離散りさんして普光寺に入り、はじめ棄置すておきたる衣類いるゐ懐中くわいちゆう物をるに鼻帋はながみ一枚だにうする事なし、かすむれば即座そくざ神罰しんばつあるゆゑなり。
むしろ、一とうの人は、それで愁眉しゅうびをひらいていた。しかし、愁眉のひらかれぬ気がかりは、ご神罰しんばつけいせられている忍剣にんけんの身の上——。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
稲荷様の神体を見るソレカラ一つも二つも年を取ればおのずから度胸もくなったと見えて、年寄としよりなどの話にする神罰しんばつ冥罰みょうばつなんとうことは大嘘だいうそだとひとみずから信じきっ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)