“大嘘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおうそ38.5%
おほうそ30.8%
だいうそ15.4%
おおぼら7.7%
おほをそ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歴史には死人だけしか現われてこない、だから退ッ引きならぬギリギリの人間の相を示し、不動の美しさをあらわす、などとは大嘘おおうそだ。
隣り町のお華客とくゐまで、酒を持つて行つて居るし、丁稚でつちの品吉は、店から出たり入つたり、四半刻とも落着かないし、若旦那の眞太郎は、町内の櫻湯へ行つたといふのは大嘘おほうそ
稲荷様の神体を見るソレカラ一つも二つも年を取ればおのずから度胸もくなったと見えて、年寄としよりなどの話にする神罰しんばつ冥罰みょうばつなんとうことは大嘘だいうそだとひとみずから信じきっ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかし不思議なことに、彼の言葉には、何やら頼りないところがあって、今にも自分自身に向って、『ちぇっ、ほらをふいてらあ、それも大嘘おおぼらをさ!』
萬葉の大嘘おほをそ烏をそろ/\秀眞ほつまがやどに妻はあらなくに
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)