“おおうそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大嘘83.3%
大啌16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、それにもかかわらず、物音を聞いてここへかけ登って来た瞬間から、老人の気持はガラッと変って、生涯に一度の大嘘おおうそをついて化け物を捏造ねつぞうし、娘の罪を隠し始めたのだった
灯台鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
にこにこ笑ってこの男の話に相槌あいづちを打っていたが、心の中で思うよう、さてさて馬鹿ばかな男だ、よくもまあそんな大嘘おおうそがつけたものだ、お客の口先を真に受けて私たちの商売が出来るものか。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかし『淵鑑類函』四三二、後漢王延寿王孫賦、既に酔い眠った猴を縛り帰って庭厩につなぐとあれば、郭璞に始まったとは大啌おおうそだ。