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大嘘
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おおうそ
ふりがな文庫
“
大嘘
(
おおうそ
)” の例文
歴史には死人だけしか現われてこない、だから退ッ引きならぬギリギリの人間の相を示し、不動の美しさをあらわす、などとは
大嘘
(
おおうそ
)
だ。
教祖の文学:――小林秀雄論――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
冗談
(
じょうだん
)
じゃない。そんな
生
(
なま
)
やさしいもんじゃありゃァしない。お
鍋
(
なべ
)
を
火鉢
(
ひばち
)
へかけて、
雪駄
(
せった
)
の
皮
(
かわ
)
を
煮
(
に
)
てるんだよ。
今
(
いま
)
もうちで、
絵師
(
えし
)
なんて
振
(
ふ
)
れ
込
(
こ
)
みは、
大嘘
(
おおうそ
)
だって
話
(
はなし
)
を。……
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
けれども、それにもかかわらず、物音を聞いてここへかけ登って来た瞬間から、老人の気持はガラッと変って、生涯に一度の
大嘘
(
おおうそ
)
をついて化け物を
捏造
(
ねつぞう
)
し、娘の罪を隠し始めたのだった
灯台鬼
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
にこにこ笑ってこの男の話に
相槌
(
あいづち
)
を打っていたが、心の中で思うよう、さてさて
馬鹿
(
ばか
)
な男だ、よくもまあそんな
大嘘
(
おおうそ
)
がつけたものだ、お客の口先を真に受けて私たちの商売が出来るものか。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
大嘘
(
おおうそ
)
! 実は
平生
(
いつも
)
の通り五杯喰べたので。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
嘘
漢検準1級
部首:⼝
14画
“大嘘”で始まる語句
大嘘吐