“離散”の読み方と例文

読み方	割合
りさん	100.0%

りさん

神事（じんじ）をはれば人々離散（りさん）して普光寺に入り、初（はじめ）棄置（すておき）たる衣類（いるゐ）懐中（くわいちゆう）物を視（み）るに鼻帋（はながみ）一枚だに失（うす）る事なし、掠（かすむ）れば即座（そくざ）に神罰（しんばつ）あるゆゑなり。

北越雪譜：06 北越雪譜二編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)

そして其の屍體（したい）が地の底に納（おさ）まるか納まらぬに、お房の家は破産の宣告（せんこく）を受けて一家（か）離散（りさん）となツた。

平民の娘 (旧字旧仮名) ／ 三島霜川(著)

文学に集まった友の群れも離散（りさん）した。かれ自身にしても、文学書類を読むよりも、絵画の写生をしたり、音楽の譜の本を集めてオルガンを鳴らしてみたりすることが多くなった。

田舎教師 (新字新仮名) ／ 田山花袋(著)

“離散”の意味

《名詞》
離散（りさん）

離れ離れになること。散り散りになること。

（context、mathematics）連続的でなくとびとびの値を取ること。
(出典:Wiktionary)

“離散（離散数学）”の解説

離散数学（りさんすうがく、en: discrete mathematics）とは、原則として離散的な（言い換えると連続でない、とびとびの）対象を扱う数学のことである。有限数学または離散数理と呼ばれることもある。
グラフ理論、組み合わせ理論、最適化問題、計算幾何学、プログラミング、アルゴリズム論が絡む応用分野で、その領域を包括的・抽象的に表現する際に用いられることが多い。また、もちろん離散数学には整数論が含まれるが、初等整数論を超えると解析学などとも関係し（解析的整数論）、離散数学の範疇を超える。
(出典:Wikipedia)

離	常用漢字 中学 部首:⾫ 19画
散	常用漢字 小４ 部首:⽁ 12画