“りさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
離散70.0%
驪山20.0%
李三10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして其の屍體したいが地の底におさまるか納まらぬに、お房の家は破産の宣告せんこくを受けて一離散りさんとなツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
仔細しさいは語らずただ思い入ってそう言うたが、実は以前から様子でも知れる、金釵玉簪きんさぎょくさんをかざし、蝶衣ちょういまとうて、珠履しゅり穿うがたば、まさ驪山りさんに入って、相抱あいいだくべき豊肥妖艶ほうひようえんの人が
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
李三りさんを捕ッつかまえる。もし李三が分らなかったら公沙汰おもてざたにし、経略使のちゅうをあいてに訴訟するしかみちはありますまい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……この通り、逃げる途中で左の足首をくじいてしまい、李三りさんの早足には追ッつけねえので、野郎が中身のよろいだけを持って、先に泰安州へ行っちまったというわけだ……。アいた
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)