愛着あいぢやく)” の例文
僕等は勿論動物園の麒麟に驚嘆の声をしむものではない。が、僕等の家にゐる猫にもやはり愛着あいぢやくを感ずるのである。
やつと灌木くわんぼくの高さしか無いひひらぎよ、僞善ぎぜんの尻を刺すのみ愛着あいぢやくきざたがね、鞭の手燭てしよく取手とつて
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
明けむ朝われ愛着あいぢやくす人よ見な花よ媚ぶなと袋に縫へな
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
聴けよ、またにが愛着あいぢやく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)