“同朋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうぼう77.8%
どうほう11.1%
ドウボウ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉は同朋どうぼうからそれを求めて、原案を一閲いちえつしていたが、筆に墨をふくませると、無造作に三、四項へ棒を引き、かつ、私見を書き加えて
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
驚異すべき調査の主題モチーフと、その蔭にひそむ人智に絶した秘境の実相が、さる同朋どうほうの口から曝露されたのである。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
其が寺奴の出であらうと言ふ事は、半僧半俗と言ふよりは、形だけは同朋ドウボウじたてゞあるが、生活は全くの在家以上で、殺生を物ともせなかつた。山法師や南都大衆は此候人の示威団体だつたのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)