“一閲”の読み方と例文
読み方割合
いちえつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉は同朋どうぼうからそれを求めて、原案を一閲いちえつしていたが、筆に墨をふくませると、無造作に三、四項へ棒を引き、かつ、私見を書き加えて
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一閲いちえつして、信長は露地へ出た。ぴょいと、木陰こかげへ退って、平ぐものように地にぬかずいた者がある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして各〻、馬前に一閲いちえつを受け、かつ、秀吉自身の前線出馬を賀し合った。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)