“いちえつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一閲50.0%
一謁25.0%
壱越25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一閲いちえつして、信長は露地へ出た。ぴょいと、木陰こかげへ退って、平ぐものように地にぬかずいた者がある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まさに、今この人の一謁いちえつを得ることは、天下の大事でもあるようなふうだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「が然し、あの音声にちょっと気にかかるところがある。元来、壱越いちえつ調呂旋ろせんであるべきこの曲が平調で唄われるさえ訝しいのに、宮声に凄切の気韻があったのはどうしたわけか。……ハテナ」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)