“しか/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
云々80.0%
爾々10.0%
如此5.0%
斯々5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方から短銃ぴすとると言た時に直様すぐさまはい其短銃ぴすとる云々しか/″\と答えたのが益々彼れの手管てくだですわ、つまり彼れは丁度計略の裏をかいて居るのです
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
此のたび爾々しか/″\の事が出来て、今某はそのお使に参るのである、もし幸いに秀次公伏見へお越し下さらばよいが、下さらぬ時は刺し違えて相果てるぞ、ついてはそれがし、つね/″\そちの厄介になったが
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
うかゞはするに茲は召仕めしつかひ丁稚でつち和吉糊賣のりうりお金のもとへ至り委細ゐさいきくより大きに驚きすぐ立歸りて管伴ばんたう如此しか/″\の由はなしたりしに忠兵衞もまた驚嘆きやうたんし此事主個あるじ夫婦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
開くおそしと讀下す其の文體ぶんていは此度の小西屋の婚姻破談はだんの儀は家主庄兵衞の爲る業にては日頃より如此しか/″\擧動ふるまひありしがを聞入ぬ所ろより兄元益と云へる者と語ひ今朝同人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
父牛は亜米利加アメリカ産、母牛は斯々しか/″\、悪い癖さへ無くば西乃入にしのいり牧場の名牛とも唄はれたであらうに、と言出して嘆息した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)