“しかじか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
云々86.3%
然々5.9%
爾々3.9%
云云2.0%
是々2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寅之助や荷十郎などが、何処からか、ひとりの老婆をかつぎこんで来て、実は云々しかじかという話に、彼の同輩や後輩たちは、手を打って
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「指物は、然々しかじか。——また、そのとき尊公の革胴かわどうに、槍の痕は残らざりしか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王怪しんでこれを刑せんとす。后いわく、爾々しかじかの夜王は蛇となって妾と会えりと。
その日は其のまま帰ってしまったが、私ばかりでなく、仲間の者も折々にういう目に遭いますから、山へ出る時には用心をにゃあなりません、云云しかじか
駒井家から是々しかじかと聞いても、お銀様はそれを耳にも入れないのでした。駒井家の使の者に対してすらお銀様は、一言のお礼の挨拶をもしようとはしませんでした。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)