“いへ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家々78.6%
否々7.1%
云々7.1%
家家7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで彼等かれらよる時刻じこくると、目明めあき手曳てびきがだんだんと家々いへ/\くばつてあるく。さうしては手曳てびきがそれをあつめてれてかへつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
既に我が身に引請んとするを暫時しばしと引留千太郎進みより否々いへ/\久八にては御座らぬと言んとするを押留おしとゞ尻目しりめかけて夫となく知らする忠義の赤心まごころ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うめ否々いへ/\いとまは一かう出し申さず候と申に家主平兵衞も進みいで先達さきだつ梅事うめことわたくしへ御預おあづけのあひだ委細ゐさいうけたまはり候ところ粂之進殿くめのしんどのいとま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以てサア有體に云々いへ/\きびし打擲うちたゝき種々手をかへせむると雖もお島は更にくつせず後にはまなことぢて一向に物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
洗濯屋などがみじめに並んだ前の道では、さうした家家いへ/\の女房子供が出て居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)