“御預”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おあづか16.7%
おあずけ16.7%
おあづ16.7%
おあづけ16.7%
おんあづ16.7%
おんあづか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々が手に下されん事は勿體もつたいなし御幼年ごえうねんの内は御預おあづかり申あげ御成長遊ごせいちやうあそばし候後は太守樣たいしゆさまの御元へ御返おんかへし申上何方いづかたへなりとも然るべき方へ御養子ごやうしに入らせらるゝ樣に御取計おんとりはからひ有てよろしかるべし當家たうけ相續さうぞくなどとは思ひも寄らず私し今日より御乳おちゝ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひどい奴になると、四家御預おあずけ中の義士が、助命となるか、死罪となるかで、かけをしている町人があるし、もっと端的たんてきで熱ッぽいのは、しばしば、そのことから、喧嘩沙汰までおこすのだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うめ否々いへ/\いとまは一かう出し申さず候と申に家主平兵衞も進みいで先達さきだつ梅事うめことわたくしへ御預おあづけのあひだ委細ゐさいうけたまはり候ところ粂之進殿くめのしんどのいとま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
差出し翌日同道にて南奉行所へぞ出でたりける權三助十の兩人は彦三郎が八右衞門方へ御預おあづけきゝかねての都合と覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何いかゞか存ぜざれ共左京太夫殿どの家督かとくの儀は御國許おんくにもと加納將監方に御預おんあづけ置れ候徳太郎君を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幸ひにかく御預おんあづかり申さんなどと云て受取たるに相違あるまじエヽおのれは腑甲斐ふがひなき女かな武士の女房には似合にあは心底しんていかく零落れいらくしても大橋文右衞門なるぞ心まで困窮こんきうはせぬおのれまでさもしき根生こんじやうになりたるやと女房お政を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)