“御返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おかへ50.0%
おんかへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詮議せんぎなしたれども何分知れず是はしらはずの事なりは文右衞門さんが不※ふとした出來心夫も無理むりとは思はずかく貧窮ひんきう致さるゝゆゑ如何に手堅てがたき人にても心のこまの狂ふのは是有これありうちなりさりとて其儘すてても置れず迷惑めいわくなすは我等のみ因て其百兩の金子は早々さう/\御返おかへし下されよすれば人の耳にもいらず内々事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我々が手に下されん事は勿體もつたいなし御幼年ごえうねんの内は御預おあづかり申あげ御成長遊ごせいちやうあそばし候後は太守樣たいしゆさまの御元へ御返おんかへし申上何方いづかたへなりとも然るべき方へ御養子ごやうしに入らせらるゝ樣に御取計おんとりはからひ有てよろしかるべし當家たうけ相續さうぞくなどとは思ひも寄らず私し今日より御乳おちゝ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)