“これ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
是々61.5%
斯々15.4%
云々7.7%
如此7.7%
此々7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いだし夫より南町奉行大岡殿の役宅やくたくうつたへ出私し儀は元雲切仁左衞門と申是々これ/\の惡事ありと白状はくじやうに及びたり依て大岡殿かれが勇氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いまだに行方も知れず、生死しょうしの程も分りません、これお繼私のお父様とっさまの事もお前に話して有るが、御存生ごぞんしょうでお目に掛る事が有ったらば、私は斯々これ/\の訳で不覚を取ったが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
えら結納ゆひなふのお取交とりかはせも致さんと言れて忠兵衞むね撫下なでおろし夫拜承うけたまは安堵あんどしました實は云々これ/\若旦那に誓つて置し事なればし御承知しようちのない時は如何いかゞなさんとはらの中で一方ならず心配を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言込は何より安き事ながらたゞ云々これ/\と言許りで向うの名さへもしらざる所へ突然いきなりゆきても話し難しえうこそあれとかんがへしが漸々やう/\思ひ附事ありて明日とく起出おきいで音羽の方へ至るについては案内者に和吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うかゞはんとて障子しやうじそとへ參りしをり寢言ねごとなるか夫かあらぬか如此これ/\和君あなたは仰せ有ましたがねつもあらぬに今の御言葉どうも合點がてんが參りませぬ然すれば病氣と仰被おつしやるうそにて途中とちうで何事か有しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
またしても其樣そのやうなこと御前おまへさま此々これ/\とおつたへ申さばきお返事へんじれたことなり最早もうくよ/\とはおぼしめすな
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)