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これ/\
語句 | 割合 |
是々 | 61.5% |
斯々 | 15.4% |
云々 | 7.7% |
如此 | 7.7% |
此々 | 7.7% |
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出し夫より南町奉行大岡殿の
役宅へ
訴へ出私し儀は元雲切仁左衞門と申
是々の惡事ありと
白状に及びたり依て大岡殿
渠が勇氣を
いまだに行方も知れず、
生死の程も分りません、これお繼私のお
父様の事もお前に話して有るが、
若し
御存生でお目に掛る事が有ったらば、私は
斯々の訳で不覚を取ったが
撰び
結納のお
取交も致さんと言れて忠兵衞
胸撫下し夫
拜承り
安堵しました實は
云々若旦那に誓つて置し事なれば
設し御
承知のない時は
如何爲んと
腹の中で一方
成ず心配を
言込は何より安き事ながら
只云々と言許りで向うの名さへも
知ざる所へ
突然行ても話し難し
要こそあれと
考へしが
漸々思ひ附事ありて明日
疾起出音羽の方へ至るに
附ては案内者に和吉を
伺はんとて
障子の
外へ參りし
節に
寢言なるか夫かあらぬか
如此と
和君は仰せ有ましたが
熱もあらぬに今の御言葉どうも
合點が參りませぬ然すれば病氣と
仰被は
嘘にて
途中で何事か有しを
又しても
其樣なこと
御前さま
此々とお
傳へ申さば
好きお
返事は
知れた
事なり
最早くよ/\とは
思しめすな