云々これ/\)” の例文
えら結納ゆひなふのお取交とりかはせも致さんと言れて忠兵衞むね撫下なでおろし夫拜承うけたまは安堵あんどしました實は云々これ/\若旦那に誓つて置し事なればし御承知しようちのない時は如何いかゞなさんとはらの中で一方ならず心配を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言込は何より安き事ながらたゞ云々これ/\と言許りで向うの名さへもしらざる所へ突然いきなりゆきても話し難しえうこそあれとかんがへしが漸々やう/\思ひ附事ありて明日とく起出おきいで音羽の方へ至るについては案内者に和吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打ち如何いかに懷中ふところそだちといへ何故なぜ云々これ/\とは言ずして思ひなやみおろかさよ今まで夜歩行よあるき一つせず親孝行な長三郎し氣に入し者あつて素生すじやうたゞしく心立のよき者あらばいやしき勤の藝者にもあれ娼妓にもあれ又は如何いかなる身分みぶんよき人の娘は言も更なりいやしき者の娘なりとも金にあかしてもらひ取りよめに爲んと思ひしに今日はからずもに入た女を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)